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執筆者の写真大西悠貴

ジャイアントキリング



ヨーロッパで一番強いサッカー国を決める大会・ユーロ2016。 4年に1度開催されるこの大会の決勝トーナメント1回戦で 人口わずか33万人(所沢市とほぼ同じ)のアイスランドが サッカー発祥国イングランドに勝つという歴史的快挙を成し遂げた。

この試合、アイスランド国内のテレビ瞬間最高視聴率はなんと99.8%。 国民全員が「弱者が強者を倒す:ジャイアントキリング」に歓喜した。 公式なルールに基づいて正々堂々と戦うスポーツでのジャイアントキリングは その勝利国の国民に大きな勇気を与える。 ラグビー日本代表が強豪南アフリカに勝利し、日本中が沸いたことも記憶に新しい。

なぜ、ジャイアントキリングに人は興奮するのか。 これは爽快感と、自分ごと化できる点にあると思う。 爽快感は言うまでもない、強いと言われる相手を倒すことで 世間からの評価も変わり、なにかと気持ちが良い。 自分ごと化とは簡単に言うと「よし、私も頑張ろう」となること。 論理的な根拠はないが、自分にもできるのではないかと思わせてくれる。

今の日本は政治とカネの問題や 卑劣な殺人事件など暗いニュースが毎日飛び交っている。 そんな今必要なのは国全体を元気にするジャイアントキリングだ。 スポーツ以外でもあらゆる場面で起こるジャイアントキリングが 今の日本を変えるのかもしれない。

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