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執筆者の写真大西悠貴

スマート化の代償



車、時計、電話。 あらゆるものがインターネットに接続される いわゆるIoTの加速は目を見張るものがある。 いまや誰もが持っているスマホも含め、 私たちの身の回りのものはどんどんスマートに=賢くなっていく。 スマート化の一方で、私たち人間だけは逆に退化していっているように見える。 なんでもネットで文字を打って検索すれば、情報を瞬時に得ることができ、 自分の頭で考える機会が減っているからだ。

高校受験、大学受験のときに頑張って勉強していた数学の問題でさえ、 検索してあっという間に見つけることができる。 人間の大きな価値は思考することにあると思う。 大げさではあるが、思考することを止めたら人間は人間でなくなる。 それでいいのだろうかと聞かれれば、もちろんノーだ。 哲学的なテーマになって議論の余地がないかもしれないが、 私たち人間は最低限、人間であるべきだ。 スマートでいろとは言わない。 ただ、自分で物事を思考し、自分で答えを見つけて、挑戦する。 なんでもかんでもスマートになって便利になることが、必ずしもいいとは限らない。

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