テンプレート化の迷路

若者の中ではなにかとテンプレート化が進んでいる。 最近では「ロキノン系若者」すこし前では「意識高い系」「リア充」といった特徴を表す言葉でテンプレート化している。 テンプレートが増えるのはいまの若者に見られる

他人との区別化と同一化を求める意識が原因ではないかと思う。 他人とはちがう唯一無二の思考を持つ自分というー”区別化” 誰かと一緒に繋がっていたいというー”同一化” 同時に叶える事が出来るのはちょっとニッチな集団である。そうして誕生したニッチな集団はSNSにより可視化されテンプレート化。そしたらまた新しいニッチ集団が誕生しテンプレート化し増え続ける。 しかし、たまにテンプレート化から外れようとする若者がいる。人とは違う自分に優越感を持ち始めた若者である、そしてその優越感が加速すると次第に”区別化”は”差別化”となり自己顕示欲固まりとなる。 それは自分の嗜好など関係ない「人とは違う自分」に”だけ”酔いしれる若者の誕生である。