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江島綺有

一人になりたい欲



現代の若者は、つながりを意識し、SNSを使いこなす。自分のコミュニティをプロフィール欄に「中学/高校/大学/ゼミ/バイト…」こんな風にスラッシュで区切ってアピールする。これが一つの若者像である一方で、その反対へ走っていく若者がいる。

プロフィール欄は「部屋の隅っこ」「眠たい」。所属も趣味も書かない。とくにTwitterに多い。

フォトジェニックを求めるinstagram、まじめな投稿の多いFacebook…、Twitterはあくまで”つぶやき”であることで、これらとは一線を画している。

つながりを望んでいながら、それに疲れた若者がいるのではないだろうか。

しかしあくまでSNSをやめて一人になろうとはしない。

繋がっていたい気持ちと、一人になりたい気持ちと、抱えた矛盾が生んだ現象だろう。

一人になる勇気はないけれど、皆と群れすぎない自分ではありたい。

私たちは自己整理の場、そして日々の逃げ場としてTwitterを使っている一面があるかもしれない。

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