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執筆者の写真山崎明日香

癒されたい欲求



「温泉いきたーい」「銭湯いかね?」 最近、大学生が頻繁に言っているように思う。 風呂に入りたいという欲求だけではなく、癒されたい、ゆっくりしたい。 という心情によるものであろう。


疲れたり落ち込んだときに、癒しですべてを吹き飛ばしたいという思いは深く共感できる。

また、大江戸温泉などのスーパー銭湯にみんなでワイワイ行くことや ドライブで温泉に行くことも大学生のイベントの定番になっている。 お湯に入り、お酒をのみ、ゆっくりする。 これ以上の至福はないだろう。

しかし、私は違和感を覚えた。 よくテレビドラマや小説でありがちな 「落ち込むな、今日はパーっと酒でも飲んで騒ごうよ」というセリフが引っかかったのだ。 もしかすると、昔のように疲れや落ち込みを新たな刺激で誤魔化していた時代から、 癒しで緩和させる時代に移り変わってきたのであろうか。

実際、私自身も落ち込んだり煮詰まったりすると近くのスパのような施設に行って考えることが多い。 また、女の子と遊ぶときに「岩盤浴行こう!」と誘われることも珍しくない。 まったりとお酒が飲める、足湯barやコタツbarも盛況のようである。 癒されるスポットへの需要は日々高まっているように見受けられる。


若者のなかで、”癒し”への欲求が増えてきているのではないか。

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