top of page
執筆者の写真大西悠貴

離れる前に、近づいていない?



若者のテレビ離れ、新聞離れ、ビール離れなど世間では「若者の○○離れ」と騒ぎ、 若者たちを何につけても離れさせたいようだ。

新聞離れしている→だから若者はダメなんだ→もっと新聞を読め こんな風にまくし立てて大人は新聞を読む自らを肯定する。

離れることが悪いことなのか。確かに若者は新聞を読まなくなったかもしれないが、 その代わりにスマホをこれでもかと使い倒し、 あらゆる場所から膨大な情報を瞬時に入手している。そもそも今の若者は新聞に近づいていない。 つまり、離れているのではなく、はじめから新聞の近くにいないのだ。 それなのに勝手に「離れている→近づけ」と言われても無理があるというものだ。

他にも○○離れには「若者の政治離れ」がある。 これに関しても離れるという言葉を当てるのは間違っていると思うが、 確かに若者が政治に無関心なことは大きな問題であると思う。 漢字が連続して並んだ難しい言葉の数々。 いったい何について何を話しているかわからない政治家。 政治のニュースを見ても確かにわかりづらい部分はある。 それでもこの国で生きる日本人であり、政治がこの国の舵を取っている以上、 若者であろうとお年寄りであろうと関係ない。 私たちから政治に近づき、「こうあるべきだ」とブレない主張を一人一人が持つべきだ。

来年の夏から選挙権が18歳以上になる。 若者は政治に近づくことになり、離れられなくなるだろう。

関連記事

すべて表示

Comments


bottom of page